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 岸田政権の支持率は依然として厳しいが、その背景にはLGBT理解増進法や最近では裏金問題に関する派閥解消、関係議員の処分など十分な合議や熟慮がなされたとは思えず、マスコミ外圧に負けて怯えたあげくの感が拭えない。斯様に内政に関してはお世辞にも褒められないが、外交、国防に関してはどうだろう。▼先日行われた米国議会会議で首相は『今後、国際社会で日本の力と行動をあてにして良い。アメリカはひとりではない。』と演説した。たしかに集団的自衛権の行使容認、防衛費の増大決定など、第2次安倍政権以降岸田政権に受け継がれてきた我が国の安全保障に関する改革は、以前には決してなかったものだ。かつて日米関係において日本は「盾」、米国は「矛」の役目を担い、それが平和国家日本のあるべき当然の姿だ、とする意見が大勢を占めていた。しかし戦いを他国に任せて安穏としている国は、どこの国からも信用されない。だからこそ岸田首相の演説に、日本の変化を感じ取り上下議員はスタンディングオベーションで応えたのだ。内政はともかく、岸田政権の外交には合格点を差し上げても良いのではないか。またしても朝日らの左翼新聞は、米国の戦争に日本が巻き込まれかねないなどと言っているが、政治は新聞の主張に沿って行うものではなく、国の未来のためにある。▼この上は乾坤一擲、「やるやる詐欺」と揶揄され続けている自民党結党以来の党是「憲法改正」を成し遂げ、名宰相として歴史に名を刻んでいただきたいものである。(令和6年4月22日号)

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